昨年は1番人気で1位入線したカワカミプリンセスが失格、今年は1番人気のウオッカが直前に出走取消……結果は順当だったけれど、まさかまさかの「エリザベス女王杯」といった感じですな。
デビはウオッカがこれを勝って「有馬記念」でメイショウサムソンを退け年度代表馬へ、なんていうローテーションを思い描いていたのだけれどそれは幻に……と思ったら、なんと「ジャパンカップ」に出走するという。早くもメイショウサムソンとの対決が実現するというシナリオだ。
「うーん、その手があったか」と思わず唸ったデビである。
■JRA賞のゆくえ
先週の「エリザベス女王杯」で3歳牝馬のダイワスカーレットが優勝したことで、JRA賞の“最優秀古馬牝馬”のゆくえが見えなくなった。
というか、ウオッカが勝っていたにしても状況は同じだったのであるが。
なにしろ、今年のG1を勝った古馬牝馬は「ヴィクトリアマイル」に優勝したコイウタだけ。つまり、タイトルに一番近い馬はコイウタということになるが、「ヴィクトリアマイル」優勝後の戦跡は、「スプリンターズS」(G1)が11着、「富士S」(G3)が8着と惨敗つづき。“最優秀”なんていう評価からはほど遠い。うーむ
コイウタ
「ヴィクトリアマイル」(G1)優勝
サンアディユ
「スプリンターズS」(G1)2着
「セントウルS」(G2)優勝、「アイビスサマーダッシュ」(G3)優勝
フサイチパンドラ
「エリザベス女王杯」(G1)2着
「札幌記念」(G2)優勝
タイトルの候補はこの3頭だろう。
重賞を2勝以上しているのはサンアディユだけで、次週の「京阪杯」(G3 1,200m)に出走予定のようだ。これを勝つようだと、コンスタントに活躍したという意味において最優秀古馬牝馬という感じは強くなるものの、どちらかといえば最優秀短距離馬のほうが近い。
残るはフサイチパンドラで、こちらはウオッカも出走予定の「ジャパンカップ」に挑むようだ。これを勝つようだと(あるいは「有馬記念」でもいいけど)、最優秀古馬牝馬のタイトルはこの馬で決定だろう。それが一番しっくりくる気はしますな。
いずれにせよここに挙げた3頭しか候補はいないわけだから、年内に出走するレースには注目せねばなるまい。
■勝ち馬をさがす目印
今週はG1「マイルチャンピオンシップ」が行なわれる。で、3頭のうちコイウタが出走予定だ。ここで1着、あるいは2着でもタイトルに手が届くことになりそうだから大注目である。
昨年創設された第1回「ヴィクトリアマイル」の勝ち馬ダンスインザムードは、「マイルチャンピオンシップ」で2着した。今年も……という可能性はある。人気もないことだし一発あっても不思議ではないので穴で狙って面白いと思うデビである。
ところで、今年のメンバーで一番人気になるのはダイワメジャーであろうか。前走の「天皇賞(秋)」、前々走の「毎日王冠」で2戦続けて人気を裏切っており、妹のダイワスカーレットにお株を奪われた感がある。ぼちぼち引退だろうし、もう無理する必要もないと思うから、ここは黙って消しでいいだろう。
あとは春にG1「高松宮記念」を勝っているスズカフェニックス、「天皇賞(秋)」で2着3着したアグネスアーク、カンパニーあたりだろうが、どれも「帯に短し、たすきに長し」といったメンバーである。うーん、リンダ困っちゃう! こんなときは何か目印をさがさねばならぬ。
ところで「マイルチャンピオンシップ」の「シップ」は「船」という意味である(おいおい違うだろ!)。船の目印、航海の道しるべといえば☆である。
なかでも北半球では北極星、南半球では南十字星……何を言ってんだというアナタ、デビもよくわかんなくて困っちゃうなのであるが、ピンとひらめたのでつづけよう。
今回、ただ一頭、外国から参戦する馬がいる。べクラックス。β-Cruxは南十字星を形づくる4つの星のうちの1つなのである。
なぜ唐突にこの馬の名前を出したかというと、昨年もただ一頭の外国馬コートマスターピースが馬券になっていないからである。つまり、デビお得意の「1/2作戦」でいけば今年は馬券になるはずなのだ。
この馬を道しるべにして勝ち馬をさがしたい。“一等(一頭)星”べクラックスの同枠馬には要注意だ。
そうそう、星をたよりにさすらう船には、カモメ(シーガル)もよく似合う。
デビの予想
◎べクラックスの同枠馬
○コイウタ
▲マイネルシーガル
△スズカフェニックス、アグネスアーク、スーパーホーネット
健闘を祈る